調停離婚を有利にすすめるためのコツ

調停離婚の場合は、協議離婚では話が進まなかったために、調停離婚に向かった夫婦がほとんどです。
なので、また話し合いになると思うと、気分が重たくなる人も多いでしょう。
また、慣れない家庭裁判所に足を運ぶだけでも緊張します。
さらに、家族・知人に話すことを考えるとプレッシャーに感じてしまう人も多いです。

調停をうまくすすめるコツとしては、緊張しないようにすることです。
なぜなら調停も、調停委員という面接者の心証(印象)がとても大事になるからです。
緊張自体が、調停委員に悪い印象を与えるわけではありません。
がしかし、言いたいことがうまく言えなかったり、暗くて感じの悪い応答は、悪い印象を与えてしまい、不利になる可能性もあります。

調停では、初回手続き・説明時・終了時をのぞいては、原則として、夫婦が同席することはありません。
通常は、一人ずつ順番に調停委員の前で、自分の意見を話すことになります。
相手と顔を合わせないで済むというのはメリットでもありますが、反対に相手がなにを言っているのか聞くことは出来ないのです。
場合によっては、相手が、事実と違うことを言う可能性があります。
またそのせいで劣勢になる可能性もあります。

話す内容を事前に紙に書いてまとめておく

万が一、やってもないことを相手が話して、そのことについて調停委員から問われても、動揺したり感情的になってはいけません。
冷静に最後まで話を聞きましょう。その上で、「そんなことはありません」と自分の考えを話すのがベストです。
もし、逆上して自分の考えをまくしたてようものなら、悪い印象しか与えません。
調停委員に味方になってもらうように、2人での話し合いで決まらなかったことを決めてもらうことが目的という本質を忘れないようにしましょう。
自分が話す時は、相手が言ってくるであろう反論も先読みして、まとめておくとベストです。
紙にまとめておくことで、本番でもしっかり話すことができるでしょう。

離婚調停に弁護士は必要か?

調停に弁護士が必要かどうかはケースバイケースです。
とりあえず、1回目の調停までには自分の方針をある程度決めておいて、弁護士に法律に関わる相談をしておくのが良いでしょう。
各市町村や法テラスでは、無料相談の受付もあります。

また、有料ですが、弁護士会の法律相談を利用してみてもいいでしょう。
相談料は、30分で5,000円~10,000円が相場です。
弁護士に調停の代理人を依頼するとなると、相談料以外に30万~50万の着手金が必要となり、さらに慰謝料がとれた場合は、その10%程度の報酬も支払うことになります。

調停の段階で弁護士に依頼したほうがいいケース

  1. 相手が弁護士を依頼している場合
  2. 事実関係、とくに離婚を決意するにいたった経過が複雑な場合
  3. 調停が不成立で終わることが予想され、裁判を起こす決意がすでにある場合

ちなみに離婚調停は、当事者の出廷が原則です。
よほどの事情があれば、弁護士のみの出廷も認められますが、最終的には本人が必ず出ないといけません。

調停離婚の成功は話し方で変わる

調停離婚の基本をおさらいしましょう
  1. 離婚調停は裁判所で行われる
  2. 離婚調停は離婚する本人が話し合って離婚について解決するための手続きである
  3. 離婚調停を自分の思い通りの方向に進めるためには、話し方が重要になってくる
  4. 離婚調停の特徴は、交渉ではなく、当人の間に調停委員が入る、つまり直接夫婦で話をするのではなくて、調停委員を介して、話し合うことになる
  5. 離婚調停では、男性1名、女性1名の2名が調停委員となる
  6. 裁判所という場所は、正義・公平を重んじる場所である
  7. 離婚調停の原則は、「どうしたら、社会的に正しいと受け入れられるか」これにつきる
調停の時間は限られるています。
だいたい30分ずつ、旦那と妻が交代して話します。

離婚調停での話し方のポイント

調停委員は、中立の立場でどちらの見方でもないと言われますが、どちらかの主張が、「社会的に正しい」と感じてもらえたら結果として、そちらの主張を応援することになる

話す内容の選択(興味のある話)

論理的な内容は、調停委員の注意を引きつける
調停委員が関心をもつのは、

  1. 離婚の合意ができるか
  2. 離婚の条件で折り合えるか

これに関心を持っている

ようするに、調停委員は、当事者の細かい出来事や感情よりも、「離婚したいのか?具体的な離婚条件はなにか?」ということを聞きたがっている
たとえ、調停委員の関心とずれた話を聞かされても、だまって話は聞いてくれるが、意欲は持ってくれないので注意が必要。

具体的には次の8つ

  1. 離婚そのもの
  2. 親権
  3. 養育費
  4. 面会交流
  5. 財産分与
  6. 慰謝料
  7. 年金分割
  8. 婚姻費用

話す内容がこの8つの要点につながっているかが重要

話す順序

論理的な順序で話すこと、調停委員の納得感を高める
話す順序の決め方
話す順序のポイントは、社会的に正しいということを理解してもらいやすいように話を並べること
もう一つのポイントは時系列に沿って話すということ
いつの出来事がわかりづらいと、聞き手の調停委員も混乱してしまう。

論理的な話し方

論理的な話し方は、調停委員の正義感を呼び覚ます

調停委員に伝わりやすい話し方で重要なポイントが2つある
それは論理と感情
論理的な話し方とは、「一貫して筋が通っている考え方、説明の仕方」
さらに具体的には、結論、理由、事実の順序で話す
理由は、この話し方が一番ない手に伝わりやすい。
相手は、裁判所が任命する非常勤公務員「調停委員」というこを忘れない

具体例
1離婚したい 結論
2 理由は○○です。 理由
3 具体的な事実 事実

陳述書とは

陳述書

陳述書とは、事前に提出したとき争点をわかりやすく説明するもの
内容は、相手が読んだ時にわかりやすいよう、事実のみを短く的確に

陳述書の提出方法は?

離婚調停を担当してもらう家庭裁判所の担当部署に直接、あるいは郵送で提出する。
その際、事件番号と自分の名前が確認できるように記しておく