離婚の時、子供の問題で知っておくべきこと

離婚をするにあたって、子供がいる場合には、子供の人権を守るということが、もっとも重要だと言っても過言ではありません。
なぜなら、離婚はあくまでも両親の問題であり、子供は進んでどちらかの親を失おうとはしていないからです。

たとえ子供に対するDVなどが原因であっても、子供は意外とそのために親、家族がばらばらになってしまうのを嫌がったりすることもあるのです。
子供の年齢によっては、離婚時に事情を話すことや理解をもとめることが難しい場合もあります。

それでも2~3際になっていれば、別れた親の記憶も残りますので、将来的には、自分自身の気持ちを整理した上で、きちんと子供が納得できる事情や理由を説明しなくてはならないでしょう。
また、もっと年齢が上がっていれば、なるべくウソはつかないようにするべきです。
自分の気持ちを正当化して子供に押し付け、相手を悪者にしすぎないことも大切なことです。

どんな人物でも、子供にとって親は親。
確実に自分の中にDNAがある親のことを、悪い人間だと思わなくてはならないのは可愛そうです。
そういったこともへのメンタルケアも十分に考えた上で、子供にまつわる取り決めに臨みましょう。

子供に関して決めなければならない主な事項

親権者・監護権の決定(戸籍の移動)

最初に考えなくてはならない重要事項です。
未成年の子供は、1人で戸籍を編成して、独立することはできませんから、どちらかの親の戸籍に入る必要があります。
親権者は、離婚届に決定事項として記入しますので、子供の将来も含め真剣に考えて早めに決められるようにしましょう。

面会交流

子供にも、別れた親の方にもあるお互いに会う権利です。
人として、とても大切な取り決めで、子供が幼ければ幼いなりに、年齢が上がればそれなりに親と会うことの重要性があります。
子供のその時時の気持ちや精神状態も、よく配慮して決めておくことが大切です。

子供が成長するための養育費

子供は養育される権利があり、親は当然の義務として負担すべき費用です。
いわゆる養育費と呼ばれるもの以外にも、生活費、学費、習い事や塾の費用などについて、離婚する前に細かい取り決めをしておくことも可能ですので、専門家の意見を取り入れながら考えていくのが良いでしょう。

子供の氏に関して

子供の姓をどうするのかも蔑ろにはできません。

特に、婚姻中の性から変えるつもりの親と暮らすことになる場合、そのままでは親子で性が違うことにもなります。
片方の親が親権や監護権を持っているからといって、子の性が自動的にその親の性と同じになるものではありません。
結婚の時に性を変えた方の親は、離婚後3ヶ月以内でどちらの性にするかを決めなくてはならないので、手続きが送れないようにしなくてはなりません。
離婚する親自身の立場だけでなく、子供の気持ちや将来的な立場なども十分に考えて決めましょう。
離婚する両親は、つい自分たちのことを気に取られがちになります。

特に感情面では、自分たちの都合で別れることばかりを優先して、子供の辛く寂しい気持ちを無視した結果になりかねないということを、しっかりと頭に入れておいて下さい。
いくら親でも離婚によって子供の人生を不幸にする権利はありません。